2012.12.23

長谷川の退職。そして、独立。

いよいよ、クリスマスが近づいて今年も残り少なくなりました。事務所をはじめて12年ですが、毎年12月と1月の時間の流れ方のギャップにストレスを感じています。月が変わるだけといってしまえばそれだけなのですが、もう少し1月に仕事が分散されると経営的にも随分楽になると思うのですが。。

さて、事務所に4年弱勤めた司法書士の長谷川徹が今月をもって退職することになりました。長い間お世話になった皆様には本当に感謝の気持ちで一杯です。長谷川は、三重県出身ということもあり名古屋で独立開業することを選択しました。真面目で優秀な司法書士なので開業後も地域社会に貢献してくれるものと強く信じております。

長谷川のことを「ハセ」と呼んでいたので、その普段の呼称のまま石川事務所を退職していくハセにエールを送りたいと思います。ハセは、司法書士として優秀な男ですが、特筆すべきは特徴がないということです。あえて逆説的な言い方をしましたが、つまり、それぐらいバランスの良い実務家です。お客様に対する態度、対応の仕方もそつがなく冷静で人によって対応が変わるような軟弱さもありません。

ハセが、入社してすぐに、FAXの誤送信をしてしまいました。誤って送ったお客様のところに自らの負担で菓子折を準備して謝罪に伺おうとしたときのハセの潔い態度を今でも鮮明に覚えています。やはり、人間は苦しいときにその人の本質が露見するのだとあらためて思いました。

一方で、ハセはお酒を飲むことが好きな我が事務所の中で、はじめて入社したお酒を断る部下でもありました。それでも、何度かに一度は申し訳ないと思うのか誘うと来るときがあって、その際には、お店の女の子と”楽しそうに”話し込んだり、テキーラを飲んだりとそれなりに状況に応じて楽しめる柔軟性をも持ち合わせております。

そんな、ハセが何のつてもなく、縁もゆかりもない名古屋で独立開業しようというのです。僕は、仲間としてその勇気と気合いに敬意を表して全力で応援していきたいと思います。

勇気ある決断をしたハセに、少々キザですが、大好きな詩を贈ることにより心からのエールとさせてもらいます。

 

自分の感受性くらい【茨木のり子】

ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

 

ハセ、死に物狂いでがんばれ!!

石川和司

 

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